マーチンのブログ

セブへ通いだして数年、ローカルの友人家族との心温まる物語を紹介します。

語学留学の経験から言えること(2)

私の留学先は学校の敷地内に寮があり、一人部屋から多人数用まで用意されていた。
ただ、申込みの時点で一人部屋は満室だったので、外部寮のアパートに宿泊した。
朝晩にバンで送り迎えしてくれ、学校まで5分程度と非常に近い距離にあった。
学校内は基本日本語禁止なのだが、如何せん日本人同士で英語をしゃべるのには無理がある。
食堂も併設されていて、食事の際にはあちこちで日本語が飛び交う始末だ。
私は外部寮なので放課後の実態を見る機会はなかったが、推して知るべしだろう。
英語にどっぷり浸って学習すると言ううたい文句とは程遠い環境と言わざるを得ない。


どこの学校でも一週間単位の受講が普通らしく、私のような3週間か一か月程度の短期組が多いのだが、中には二か月という長期を選択する猛者もいる。
そして、私の学校では毎週金曜日の最終講義の時間を卒業セレモニーに振り替えていた。
卒業生が、ティーチャーや在校生を相手に、留学の成果をスピーチとして披露するのである。
しかしながら、ほとんどの卒業生がペーパーを見ながらスピーチをする姿には愕然とさせられた。
抑揚の少ない平坦なしゃべり方なので、聞き取りづらく意味をくみ取るのに苦労させられた。
横にいたティーチャーに理解できるか尋ねたところ半分くらいとの返答だった。
一か月、二か月の成果がこれでは留学の意味は薄いのではと思う。
もちろん、中には留学をすることによって英会話に自信がついた人もいることだろう。
ただし、数十万円を費やすコストパフォーマンスの面からはいかがなものかと思う。








×

非ログインユーザーとして返信する